| スポットとフォワード |
スポットとフォワードとは何か
スポット(直物)
スポット相場やスポット取引といいますが、取引成立後、2営業日以内に受渡をおこなうものを指します。
通常の場合、スポットの受渡は取引の2営業後ですが、例外的に2営業日よりも早く受渡がおこなわれるものもあります。 |
フォワード
先渡相場は3営業日以降に受渡されるものをいいます。
将来に為替の受渡をするという約束を前提に取引「されるものです。フォワード相場はスポット相場を基につくられます。先物と呼ぶこともありますが、正しくはフォワード相場です。なぜなら、フォワード相場とは別に、取引所で取引されされているものを先物相場と呼ぶため、それと区別するためには、フォワード相場という呼び方をしたほうが正しいのです。
フォワード取引(フォワード)→相対取引、期日や金額が自由な取引
先物取引(フューチャーズ)→不特定多数の参加者・取引単位や決済期日などの取引条件が規格化・標準化されている |
スポットレートは何か
スポット・レート(Spot Rate)とは、銀行間(インターバンク)取引のスポット取引のレートで、翌々営業日渡しのレートのことをいいます。
なお、マスコミなどで寄付、高値、安値、終値といった形で紹介されるのはこのスポットレートです。
そして、このレートを元に2営業日分のスワップ・レートを加味して決められるものが仲値(TTM)です。
|
フォワードレートはどのようにして決まるのか?
基本的には銀行間取引で決まるスポット相場と金利によります。
A銀行が1ドルを売ります。B銀行がその対価として108円支払います。つまり、Aが1ドルをBに渡し、BがAに108円を渡すという取引がなされたとします。2営業日後にそれを受渡する必要があります。これはスポット相場です。
ここで1年後にAとBが受渡をするということを考えてみます。
今、仮にドルには6%の金利がつくとします。今の1ドルは1年後に1.06ドルの価値がある事になります。一方、円の金利を1%とすると、今の108円の価値は1年後に109.08円(108円×1.01=109.08円)の価値があるということになります。1年後に1ドルと108円とを交換したのではバランスが取れません。合理的には1.06ドルと109.08円とを交換しなければならないということになります。
今の例でいうと、スポットで2営業日後に受渡をする場合は1ドルと108円を交換することになりますが、それが1年後であれば1ドルを受取るのに(108円×1.01)÷(1ドル×1.06)=102.90円を渡すことになります。1ドルを渡すほうは102.90円を受取るわけです。細かくは円金利・ドル金利にも借りるレートと貸すレートがありますから、もっと詳細な計算が必要になってきます。
これがフォワード(フォワード)レートです。一般的に、円金利よりも高い金利の通貨のフォワードレートはスポットよりも安く、つまり、円高になります。これをドルがディスカウントといいます。この場合円はプレミアムという言い方をします。
|
スワップレートとは何だろう
外国為替取引では、スポット・マーケットのほかにスワップ(Swap)・マーケットがあります。
スワップとは受け渡し日異なる方向の売買を同時におこなうことをいいます。実際のインターバンク市場ではフォワードレートで取引されることはなく、スポットレートとスワップレートが取引されています。
したがって顧客へのフォワードレートはスポットレートにスワップを加減して提示されることになります。
スワップは、スポットレートと2通貨の金利で決定されます。
スワップで主流を占めているのが、スポット買い(売り)フォワード売り(買い)の直先スワップです。
新聞などに直先スプレッドと書いてあるのはこの直先スワップのことです。
|