これから迎える少子高齢化の本格的な時代の中で、年金問題は大きな課題です。
平均寿命78歳、60歳で定年を迎えたら、その後の人生は18年もあります。その人生を豊かなものにするためにも老後の資金の一つと考える年金はとても大切なものです。
年金と聞くと「自分がもらう頃には、年金なんてなくなってる」と考える世代も多いでしょう。
現在の年金というものは、確かに自分の将来の分を貯めるというより、今年金を受給している人たちを、現役世代が世代間扶養している形になっています。
「自分たちの為じゃなく、他人の為なの?」とますます払いたくないと考える人も居ることでしょう。
しかし、年金というものは、どの世代にも必要とされる要素を持っています。
それは、障害年金(障害基礎年金・障害厚生年金)と遺族年金です。
事故でケガをしてしまって障害が残ってしまう、何かの病気で障害を抱えてしまう、どの世代にも起こりうることです。
誰も生きていく上で100%何事もなく全うする人生を送る保証はありません。
だからこそ、多くの人が保険というものに加入しますよね。
障害年金も遺族年金も、一般的な保険とは違いますが、その先の人生を支える大きなものになります。
年金制度は、5年に一度、給付と負担(保険料)の均衡が保てるように年金制度全般を見直す『財政再計算』というものを行います。
今ある制度が5年後には大きく変わってしまう場合もあるのです。
だからといって、もうすでに受給されている人が、毎回大きく受給金額が減っていたのでは生活を考えるのでさえ難しくなる。
その時に決まった受給者の要件は、基本的に変えずに進むのです。
その為に、同じ年金受給者でも、受給開始の時の要件によって異なってきます。
実際に、受給が開始される年齢が徐々に後退しています。
段階的に後退しているので、昔は55歳からもらえたはずと認識していても、今現在はどうだろう、自分がもらう年はどうなっているのかは分かりません。
現段階では、最終的に65歳に全支給開始年齢を持っていく流れで進んでいます。
このように、動きが頻繁な年金は、非常に分かりにくい構造です。
一説には、分かりやすくしてしまうと、不満が多くなってしまうので、分かりにくい構造になっているとも言われています。
とは言いましても、自分が納め、自分の将来に大きく関わるものですから、どういう性質があるのか、これからの自分の人生設計の中で、どういう風に考えたらいいのか、知る必要はあると思います。
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