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■ 生命保険の種類


では次に、主な生命保険の種類を考えてみましょう。
保険に関する相談で、一番多いのが自分にはどんな保険が合っているのか。同じ年齢で、同じ保険金なのに、どうして自分の保険はお隣さんより保険料が高いのだろう?などというものだそうです。
種類によってどの部分に重点を置いているのか違います。




<定期保険>
一定の保険期間ないに死亡した場合のみ死亡保険金が受け取れます。期間が定まっていますが、満期保険金はありません。終身保険や養老保険に比べると、保険料が掛け捨てのため安くなっています。
保障性に重点を置いた保険です

<終身保険>
保障期間は終身(一生涯)で、死亡した場合のみ死亡保険金は受け取れます。期間が定まっておらず、満期保険金はありませんが、解約したときの解約返戻金が多く、保障性だけでなく、貯蓄性も高くなっています。保険料の払いこみは満了すると、そのまま死亡保障を継続するほかに、老後の年金や介護保障へ保障内容を移行することが出来るために、死亡保障だけでなく老後資金準備をしても活用で来ます。

<養老保険>
一定の保険期間内に死亡した場合には死亡保険金が、満期時に生存していた場合には満期保険金が受け取れます。死亡保険金と満期保険金は同額です。保険料は高くなります。
貯蓄性に重点を置いた保険です。

<定期保険特約付養老保険>
主契約の養老保険に定期保険特約を付加して死亡保障を大きくした保険です。死亡したときには、満期保険金の5倍、10倍、20倍といった死亡保険金が受け取れます。
養老保険だけでは、死亡時と満期時の保険金が同額で、金額を上げると保険料も上がっていくため死亡時の保険金額を多くしたい場合に有効。

<定期保険特約付終身保険>
定期保険では保険料は安いが保障期間が限定される。終身保険では期間の定めはないが保険料が高い。この中間にあたるのが定期保険特約付終身保険。例えば、終身保険1に対して定期保険29の割合になっているものを『30倍型』と呼ぶ。倍率が高くほど保険料は安いが貯蓄性は薄れる。
少し前の大手保険会社の主力商品でしたが、最近ではアカウント型保険というもが主流になっている。

定期保険特約は、主契約の5倍、10倍、20倍などという形で付加し、一定の期間で更新する『更新型』と、更新しない『全期型』があります。
更新型では、特約保険期間が満了するごとに、終身保険の払込期間満了まで限度として更新していきます。更新の際には、更新時の年齢・保険料率によって保険料が再計算されるため、定期保険特約部分の保険料は高くなります。

*最初安い保険料に惹かれ、更新型に加入している契約者は結構多いようです。その人の人生設計によっても違いますが、次期更新のときには、かなり保険料が上がるということを再度認識し直した方がよさそうです。
最初の契約時は、子供が小さかったけど、更新の時には一番お金がかかる年齢になっていたなんて話もよく聞きます。子供のお金がかかる時こそ、保障は大きく欲しいものですから、更新型は最初によく人生設計を考えないと仇となる場合もありますよ。


<特定疾病保障保険>
がん、急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病により所定の状態になったとき、生前に死亡保険金と同額の特定疾病保険金が受け取れる保険です。保険期間が一定の定期保険タイプと一生涯の終身保険タイプがあります。

 (1)特定疾病保険金を受け取った場合
   ・特定疾病保険金を受け取った時点で契約は消滅します。
   ・その後死亡しても死亡保険金は支払われません。

 (2)特定疾病保険金を受け取らずに死亡した場合
   ・死亡保険金が支払われます(死亡原因は問いません)

注)最近よく耳にする「リビングニーズ特約(特約のところで説明)」と言うものと似ていますが、この特定疾病保障保険は、ケガや一般の疾病で死亡・高度障害になっても普通の死亡保険金が受け取れます。保険料は少し高めです。

<変額保険>
変額保険とは、資産を主に株式や債券など有価証券に投資し、運用実績に応じて保険金額が変動する生命保険のことです。変額保険の資産は、定額型の保険とは明確に区分された『特別勘定』で運用され、国内株式型や債権型、国際株式型など、投資対象に応じて複数の特別勘定を用意し、契約者がその配分を変化させながら運用するスタイルが基本です。中には特別勘定が1つしかなく、運用は保険会社任せという商品もあります。
運用リスクは契約者に帰属します。

変額保険には、従来からある有期型と終身型、近年販売が活発になってきた個人年金型の3つがあります。

「有期型」は養老保険が変額タイプになったとも言えるもので、期間限定で満期時には運用実績に応じて満期保険金が受け取れます。ただし、運用に失敗すると養老保険を下回る満期金しか受け取ることが出来ない。
「終身型」は満期がないため運用成果を現金化するのは解約することになる、解約返戻金は運用実績に応じて増減するため、一般の終身保険の解約金を上回ることもあれば下回る可能性もある。
「有期型」「終身型」ともに死亡・高度障害時の保険金は契約保険金が最低保障されているので、借りに運用実績が悪いときに死亡しても不利にはならない。
気をつけないといけないのは「有期型」の方です。下記の図のように、運用にしっぱいしていても満期時には強制的に現金化されるので、基本保険金を上回る場合、下回る場合が出てくる。運用実績が悪いからと「終身型」のように死亡保険として寝かせて置くことが出来ません。

*銀行でも保険を扱えるようになり、一括支払いでこの変額保険を勧められ、持ってる資産を使い将来のたくわえと払い込む高齢の方も多いと言われています。バブル期にはローンまで組んで一括支払いを勧め、満期が来た時には、運用が失敗し満期額がローンの金額よりも少なく破産したという事例も起こりました。


<アカウント型保険>
アカウント型保険とは、支払い保険料のうち、積立て(貯蓄性)に回す部分と保障(保障性)に回す部分を一定の範囲内で自由に設定・変更できる保険のことです。
保険料払込期間満了後は、積立金をもとに終身保険に移行することが出来ます。